施設概要

4.水道を支える施設

石狩西部広域水道企業団の水道は、他にもいろいろな施設によって支えられています。

各番号または施設名をクリックすると、それぞれの役割について詳細が表示されます。

管理本館

管理本館には、管理室、非常用自家発電設備、水質試験室などがあります。

管理室

管理室では、浄水場及び場外施設(分水施設等)の水量調整、薬品注入量の調整、水質監視など、全ての機器の情報収集・制御を24時間体制で行っています。

非常用自家発電設備

停電時でも浄水場が止まることのないよう、ガスタービン発電設備(燃料:灯油)を設置しています。
また、各分水施設にも、ディーゼル発電設備(燃料:軽油)を設置しています。

水質試験室

水質試験室では、ダムから取水した原水や各浄水処理過程の水を水質計器により常時監視し、1日4回の水質検査を実施しています。

【バイオアッセイ】
水質の変化に敏感なヤマメの動きを観察し、原水水質に異常がないか監視しています。水質に異常があった場合、ヤマメは隣のきれいな水槽へ飛び越えていきます。この動きをセンサーが感知し警報が鳴る仕組みです。

薬品貯蔵室・注入設備

薬品貯蔵室

薬品貯蔵タンク

当別浄水場では、浄水処理に使用する薬品(PAC・苛性ソーダ・次亜塩素酸ナトリウム)を、年間を通して室温が安定している地下に貯蔵しています。

薬品注入設備

移送ポンプ

良質な水道用水の供給や、より安定的かつ効率的な浄水処理を行うため、各注入設備によって薬品の注入する量を調整しています。

注入設備
注入点

分水施設・送水ポンプ設備

分水施設

分水施設とは、企業団が各構成団体へと供給する水量・水質の最終確認地点のことです。各分水施設には流量計、流量調節弁、圧力計、水質計器、塩素注入設備、遠方監視制御設備を備えており、当別浄水場の管理室で供給水量の制御・水質監視を行っています。

札幌ポンプ場・分水施設
当別分水施設
札幌ポンプ場・分水施設の送水ポンプ

札幌市及び当別町の配水池は高台にあるため、ポンプを使って送水しており、浄水場の管理室から運転・停止を行うことができます。
特に札幌ポンプ場・分水施設は、高台の配水池へ大量に送水するため、当企業団の水道施設で最も大きなポンプが設置されています。