施設概要

2.浄水処理のしくみ

活性炭ろ過池かっせいたんろかち

活性炭ろ過池では、自然由来の有機物やかび臭、トリハロメタン前駆物質を除去します。活性炭ろ過池は、粒状活性炭、ポーラスコンクリート、分散砂利層、スリット板、空気分散きょ、で構成されています。活性炭が汚れた時は、水と空気を併用した逆流洗浄を行います。

活性炭ろ過池 構造図
活性炭ろ過池 断面図

当別浄水場の水源水質は、地質的な特徴から自然由来の有機物であるフミン質等を多く含み、色度が高い傾向にあるため、粒状活性炭による浄水処理を行っています。1.5mの厚さに敷き詰めた粒状活性炭の層に水を通すことで、原水中の色・におい・有機物などが粒状活性炭表面の小さな穴に吸着され、よりきれいな水を作ることができます。活性炭ろ過池は、北海道の浄水場ではわずか2例目となる大変めずらしいものです。

活性炭表面イメージ
活性炭 実物(粒径約1.2mm)