1.ダムから水をとる
水源・取水施設
当別ダム

当別浄水場の水源は、当別ダムです。
当別ダムの施行主体は北海道ですが、企業団もダムを水源とすることから、建設にあたっては企業団も出資し、北海道と企業団の共同施設となっています。当別ダムは、利用用途が複数ある多目的ダムで、そのうち約13%が当企業団の水道用水の供給を目的とした計画になっています。

【当別ダムの諸元】
- 型式:台形CSG※ダム
- 堤頂長:432.0m
- 堤高:52.0m
- 集水面積:231.1km2
- 湛水面積:5.8km2
- 総貯水容量:74,500,000m3
- 有効貯水容量:66,500,000m3
- 平常時最高貯水位(常時満水位):EL57.2m
- 洪水時最高水位(サーチャージ水位):EL60.7m
※ CSGとは
「Cemented Sand and Gravel」の頭文字で、直訳すると「セメントで固めた砂礫」のこと。当別ダムは、土木工事で発生する岩石などを堤体材料として有効利用し、コスト縮減や環境保全を図っており、世界で初めてCSG工法を適用して竣工したダムです。
取水施設
当別ダムには水深が異なる4つの取水口があり、その時々の水の濁り・水温などを考慮し、水質条件がより良い取水口から取水しています。
当別ダムの取水施設から取り入れた水は、延長約1.1kmの導水管をとおって浄水場の着水棟に入ります。
