<ごあいさつ>
石狩西部広域水道企業団は、札幌市、小樽市(石狩湾新港地域)、石狩町(現石狩市)及び当別町の3市1町に水道用水を供給することを目的として1992年3月に設立され、同年8月から水道施設整備事業(創設事業)に着手いたしました。
石狩西部広域水道企業団における水道用水供給事業は、給水対象である札幌市、小樽市(石狩湾新港地域)、石狩市及び当別町に日最大69,000立方メートルの水道用水を供給するものであり、水道施設は、貯水施設である当別ダム、ダム一体型の取水施設、導水施設、浄水施設、分水施設(5箇所)、総延長約54キロメートルの送水施設を整備しております。
供給開始時期の違いから、創設事業は2期に分けて段階的に施設整備を行っており、2013年度から小樽市、石狩市及び当別町に供給を開始し、2025年度から札幌市へも供給を開始しております。
この間、水道事業をめぐる経営環境は、人口減少や経済成長の鈍化などの影響による水需要の減少、水道水質基準の強化、災害対策への意識の高まりなど大きく変化してきており、当企業団では、それらに対応できるよう、「水道事業ビジョン」や、これを実現するための「水安全計画」、「水道施設耐震化等計画」を策定するとともに、「アセットマネジメント」を実施しているところです。
今後も、計画的な事業運営を図りながら、安全・安心な水道用水の安定的な供給に取り組んで参ります。
|